平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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お知らせ

2016/10/05 「GCL講義XI 国際制度とソーシャルICT」のお知らせ

科目名: GCL講義XI  国際制度とソーシャルICT(4890-1041)

日 時: 水曜日 6限

場 所: GCLラボ(工学部3号館2階 ローソン横)

担当講師:
田中正躬(元ISO会長)
藤野仁三(東京理科大学教授)
福田泰和(経済産業省)
岩垂邦秀(日本規格協会、標準化研究センター研究員)

概 要:
工学系の学生が、将来、技術の利用や普及に際し直面する、国際的な調整や問題の発見・解決、将来の見通しに関する能力にみがきをかけ、世界のリーダーとして活躍する資質を育成します。国際制度は、条約によるもの、地域によるもの、国によるもの、自主的な集まりによるものなど、技術や社会の急速な進展により多様で複雑な形態をなしています。本コースでは、国際標準に焦点を当て、科学技術、経済社会、制度の関係性と変遷、それらと係わる次のようなケースを取り上げ、議論、検討します。
・アップルとサムスンの知的財産権戦争
・過去の電気通信の世界とインターネットの世界の類似性
・危機に陥った日本発の技術(ICタグ等)
・技術ではトップを走る日本の鉄道技術が輸出で苦労する理由
・国際認証ビジネスに遅れた訳等
「評価」授業での議論への参加を主とする 期末に簡単なレポート

本講義で習得できること:
国際標準で経済や社会を見る“視点”を習得出来ること。特に国際標準を中心とする国際制度を知ることにより、国際的な調整能力、問題発見解決能力、将来見通しの能力に磨きをかけられること。また、同時に実務的な知識として、標準と特許やWTO制度との関係、国際標準の作成方法、多くの国際標準を作る組織の特性、研究開発と標準の関わり、標準の考え方を用いて信頼性を付与し、リスクの管理の仕方等を習得できます

講義タイトル:
第1回 09/28 なぜ国際標準、知財等 国際制度が重要か?
第2回 10/05 ビジネス戦略と国際制度との係り
第3回 10/12 知財制度と国際標準
第4回 10/19 事例研究1(スマートフォン:標準化と知財戦略)
第5回 10/26 事例研究2(燃料電池車:標準化とマーケティング戦略)
第6回 11/02 国際取引のルールと事業戦略
第7回 11/09 国際標準の力と作成プロセス
第8回 11/30 信頼を構築するための制度と国際標準
第9回 12/07 社会インフラの輸出(新幹線)
第10回 12/14 民主化するマーク
第11回 12/21 セキュリティ認証
第12回 01/11 国の国際標準政策


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