平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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お知らせ

2016/10/11 「GCL講義VII The 官僚」のお知らせ

科目名: GCL講義VII The 官僚(4890-1037)

日時: 金曜日 6限

場所: GCLラボ(工学部3号館2階 ローソン横)

担当講師:
鈴木茂樹(総務省 総務審議官)・松永明(内閣官房副長官補室 内閣審議官)、および、各省庁を代表するリーダーをゲストスピーカーとするオムニバス講義

趣旨:
多様な分野で研究を進めている大学院生等に対して、経済・社会制度の設計・運営を担当している行政官から講義を行い、受講生それぞれが、自身の専門分野の知見をもとに、将来の日本の経済・社会の在り方をデザインしていく可能性と必要性を考える契機としたい。
各受講生が自らの専門的知見・経験を踏まえて、望ましい日本の経済・社会の在り方をデザインすることに取り組むことを通じて、新たな能力を開拓する契機としたい。

講義日程:
9/30・10/7・10/14・10/21・10/28・11/4・11/11・12/2・12/9・12/16・1/6・1/12(木)
*1月12日は木曜日ですが、全日金曜日の授業となります。

講義で取り上げる分野【変更の可能性あり。】:
人工知能・ビッグデータ・IoT
財政政策
観光戦略
農林水産政策
都市開発政策
外交問題
郵政民営化
ドローン 等

講義担当者からのメッセージ:
東大生の皆さんは、研究を進めていく資質が高いことは間違いないと思います。しかし、優れた技術でも市場や社会で利用されなかった例は無数にあります。開発された技術は、社会で使われてこそ意味があります。他方、ある技術を開発した場合、それは社会生活に大きな影響を与えます。その影響はプラスだけではなく、マイナスもあります。例えば、自動車の発明は、人間の移動を自由にしましたが、事故の増加や環境への負荷等、様々な社会的コストをもたらしているほか、我々の生活の在り方を大きく変えました。インターネットの普及が経済を、そして社会をいかに大きく変革させたか想像してみてください
だからこそ、今後世界的なリーダーとなる皆さんには、単に研究に没頭するだけでなく、自分の行っている研究が、経済・社会の在り方をどのように改善していくのか、想像力を働かせて考えるとともに、仮にマイナスの影響が想定されるのであれば、それを克服するためにどのような対応が必要かを考え、その対応策についても検討していただきたいと思います。
本コースは、このような視点から、現在我が国において生じている諸問題について具体的な事例をもとに議論します。国内外の制度を知り、問題発見・解決能力、そして将来を見通す能力に磨きをかけ、さらには国際的な調整能力を身に着けるための契機になることを目指します。

特記事項:
・講師の講義には、個人的な見解を含みます。講師が属する組織を代表するものではないことに留意してください。
・講義へのパソコン、資料等の持ち込みは自由とします。


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