平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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GCL TechTalk シリーズ

2014/06/25 (R2P)Global Design Lecture:ビッグデータ連続講義

場所:東京大学工学部2号館3F 電気系会議室1AB1. タイトル:ビッグデータ時代の統計学
日 時:6月25日(水) 13:00-14:30
講演者:竹村彰通
(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻・教授)
講演内容:
ビッグデータの時代となりビッグデータがさまざまな新たな課題を提供している。
そして、統計学のあり方にも変化が求められている。一方で、伝統的な統計学や
その基礎となる確率論の立場から見ると、現在のビッグデータへの期待の中には
さまざまな誤解も見られ、統計学的な考え方の広い理解が求められている。
なお、本講義は青土社『現代思想』2014年6月号で発表した論考に一部基づいた
ものである。

2.タイトル:ビッグデータと持続的食料生産
日 時:6月25日(水) 14:50-16:20
講演者:二宮正士
(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構・教授)
講演内容:
化学肥料や農薬を多投入し水を収奪する、高環境負荷の20世紀型の生産を続ける
ことは困難である。一方、人口増はもとより、より豊かな食への食遷移が経済発
展で世界に広がる中、需要は伸び続けている。将来にわたり需要増に応える食料
生産を持続するには、極めて複雑な最適化が必要で、いまだに解は見えていない。
作物生育一つを切り出しても、その地域特異的な複雑さから要素還元的アプロー
チで一般解を得るのは難しく、現場で集めた大量なデータ群から最適解を見つけ
出すデータ中心科学的アプローチに期待が集まる。

3.タイトル:ビッグデータ分析とソーシャルイノベーション
日 時:6月25日(水) 16:40-18:10
講演者:須藤 修
(東京大学大学院情報学環長・教授)
講演内容:
今日、イノベーションの重要な核はビッグデータにある。この講演では、①OECDグ
ローバル・サイエンスフォーラムにおけるビッグデータの取り扱いに関する検討動
向、②FIRST喜連川プロジェクトの研究分担者として取り組んできた、データ分析と
予測に関する成果、③研究プロジェクト「活力ある超高齢社会の推進」(研究代表:
須藤修、総務省支援)を紹介することを通して医療・介護データのあり方について、
データ分析とイノベーションのあり方について述べたい。

なお,本Lecture & Seminarの出席レポートは,GCLコース生2年次選抜時の参考に使います.

ポスターはこちら

問い合わせ先:
GCLプロジェクトインキュベーション機構(pim@gcl.i.u-tokyo.ac.jp)


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