平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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2020/09/12

GCL/IIW同窓会GCLSが主催する第1回GCLSプレゼンコンペティションが開催されました

2020年9月12日(土)に第1回GCLSプレゼンコンペティション(主催:GCL/IIW同窓会GCLS、協賛:公益財団法人 電通育英会)が開催されました。

【開催概要】
テーマ:私は研究で社会をこう変える
日時:2020年9月12日(土) 13:00-16:00
会場:オンライン開催(Zoom webinar)

【開催報告】
この度、GCL/IIW同窓会グローバルクリエイティブリーダーズソサエティ (GCLS 会長:荒川清晟) は若手研究者の育成支援を目的としてプレゼンコンペティションを開催いたしました。「私は研究で社会をこう変える」のテーマのもと、GCL/IIWプログラム生に限らず広く発表を募集し、東京大学内外の様々な分野の方11名から応募をいただきました。当日のオーディエンスは31名でした。

大学には、現代社会の様々な課題を解決しうる研究成果が数多くあるものの、多くの研究成果が未だ社会に還元されていません。こうした知識と実践のギャップを埋めるため、将来的に社会の様々なセクターでの活躍が見込まれる大学院生等が、特にICT分野の最先端の研究と社会制度に関する知識をもとに社会の在り方をデザインできる「デザイン人材」となる手助けをすることを本コンペティションは目指しています。

GCL/IIWの先生方にも審査員としてご参加いただき、質疑応答では発表に対するフィードバック、研究をさらに進展させるためのアドバイスをいただきました。
GCLSでは、今後1年程度、受賞した若手研究者に対して継続的にフォローアップ、支援を行ないます。

GCL/IIW同窓会GCLS Webサイト:https://gcls.jp/
第1回GCLSプレゼンコンペティション Webサイト:https://gcls.jp/competition2020/

 

2020/07/07

荒川清晟さん(D3)と野寄修平さん(D3)による共同研究の成果が、
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)のディスカッション・ペーパーとして公開されました。

GCLコース生の荒川清晟さん(学際情報学府・博士課程3年)と野寄修平さん(医学系研究科・博士課程3年)による共同研究の成果が、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)のディスカッション・ペーパーとして公開されました。分析結果を踏まえつつ、政策的含意を記述したノンテクニカルサマリーも掲載されており、GCLの目指す研究成果の社会還元を意識した研究になっています。

「大都市から地方への移住における社会経済的要因の影響-Elastic net回帰を用いたポアソン重力モデルによる分析-」
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/20060010.html【論文】
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/20j033.html【研究概要】

近年、東京をはじめとする大都市への人口の集中が大きな問題となっています。人口の集中により災害への脆弱性が生じ、また出生率の低い都市に人口が集中することで、日本の出生率の更なる低下につながると懸念されています。
特に近年、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症の感染拡大といった災害が発生しており、大都市への人口集中と、それに伴い生じる災害への脆弱性への早急な対応が必要です。また、国外に目を向けてみると、持続可能な開発目標 (SDGs)でも、目標11「住み続けられるまちづくりを」が挙げられており、レジリエントな都市づくりは世界的にも求められています。
本研究では、Elastic net回帰を用いて、大都市から地方への人口移動に関連する社会経済的変数を解析しました。
(学際情報学府 博士課程3年・荒川清晟、医学系研究科 博士課程3年・野寄修平)

 

2019/03/05

GCLコース生の渋谷遊野さん(D3)が「NTT DATA – Twitter Innovation Contest 2019」で優秀賞を受賞しました

2019年2月27日(水)にTwitter Japan社で開催された「NTT DATA – Twitter Innovation Contest 2019」(主催NTTデータ、Twitter)において、渋谷遊野さん(学際情報学府、D3)が優秀賞を受賞しました。

NTT DATA – Twitter Innovation Contest 2019 優秀賞
発表タイトル:「被災地内から発信されるTweet抽出のための機械学習モデルの提案と検討」

【参加報告】
「NTT DATA – Twitter Innovation Contest 2019」はTwitterデータを活用したイノベーションへの取り組みを募集するもので、テーマを「災害発生時の情報抽出」として多様なアイデアが募集されました。私は本コンテストにおいて、被災地内から発信された投稿と被災地外から発信された投稿を分類するための手法を提案・検討しました。被災地内と被災地外からの発信を区別することに焦点を当てた理由は、被災地外からの発信に比べて被災地内からの発信に災害復旧復興のための活動に有用な情報が多く含まれていることや、近年問題となっている災害時のデマの多くが被災地外からの発信であるためです。しかし、Twitterで位置情報をつけて発信されているものは全体の1%以下であることから、提案手法では、位置情報を用いず被災地内にいるユーザーの特徴的なコミュニケーションパターンに着目してユーザーの位置情報を推定する方法を検討しました。本コンテストでは、課題解決へのアプローチの新規性と汎用性の高さを評価していただくことができ大変嬉しく思います。今後は、提案手法をより精度の高いものにすべくさらに研究を進める所存です。(学際情報学府・渋谷遊野)

(参考)
NTT DATA – Twitter Innovation Contest 2019
URL: http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/112601.html

 

2019/02/07

大野昴紀さん(M1)、松本啓吾さん(D1)、野寄修平さん(D1)、荒川清晟さん(D1)のチームが一般財団法人品川ビジネスクラブ主催第9回ビジネス創造コンテストで企業特別賞を受賞しました

2019年1月21日(月)に大崎ブライトコアホールにて開催された一般財団法人品川ビジネスクラブ主催の「第9回ビジネス創造コンテスト」最終プレゼンテーションに、コース生の大野昴紀さん、松本啓吾さん、野寄修平さん、荒川清晟さんらがファイナリストとして参加し、企業特別賞(第一三共賞)を受賞しました。

【参加報告】
この度、一般財団法人品川ビジネスクラブ主催の「第9回ビジネス創造コンテスト」にアイデアを応募し、191件の応募の中から10件のファイナリストに選出され、起業特別賞(第一三共賞)をいただきました。
私たちのチームは、乳児を対象とした、センサとスマートフォンアプリからなる見守りシステムを提案しました。乳児を対象とした見守りシステムとしては、これまでにカメラやウエアラブルタイプのセンサが開発・製品化されてきましたが、私たちのシステムは、野寄の研究しているベッドに内蔵できるセンサシステムの技術を援用し、“非装着”で乳児の心拍や呼吸をセンシングします。また、このシステムによって得られたビッグデータを活用して、乳幼児突然死症候群の原因解明の研究までをパッケージ化し、社会課題の解決にもつながるアイデアとしました。
面接審査では、健康な乳幼児というデータの取得が難しい対象で、ビジネスとして利益を出しつつ、未だ原因が不明の疾患である乳幼児突然死症候群の研究につなげるというストラテジーを高く評価していただきました。11月に同じメンバーで参加したデータサイエンスコンテストに引き続き、GCLで学んだ「社会課題解決のためのICT活用」を実践し、自分たちのやろうとしていることが研究としてだけでなく、ビジネスの側面からも評価していただくことができて大変嬉しく思います。(公共健康医学専攻 大野昴紀)


(参考)
・一般財団法人品川ビジネスクラブWebサイト ビジネス創造コンテスト
http://www.shinagawa-businessclub.jp/service/business_contest.html
・第9回ビジネス創造コンテスト 特設Webサイト
https://businesscontest.splashthat.com/
・Noyori S, et al. Bed sensor system with multiple weight sensor system
units for urine accumulation measurement in bladder. Conf Proc IEEE Eng Med
Biol Soc. 2018 Jul;2018:4375-4378. doi: 10.1109/EMBC.2018.8513328.
https://ieeexplore.ieee.org/document/8513328

 

2018/11/23

大野昴紀さん(M1)、荒川清晟さん(D1)、野寄修平さん(D1)、松本啓吾さん(D1)のチームが東京大学数理・データサイエンスコンソーシアム主催 「MDSデータサイエンスコンテスト」で特別賞を受賞しました

2018年11月23日(金)に東京大学弥生キャンパスにて開催された東京大学数理・データサイエンスコンソーシアム主催「MDSデータサイエンスコンテスト」に、コース生の大野昴紀さん、荒川清晟さん、野寄修平さん、松本啓吾さんのチームが参加し、特別賞を受賞しました。

【参加報告】
この度、東京大学数理・データサイエンスコンソーシアム主催「 MDSデータサイエンスコンテスト」に、GCLのメンバーでチームNōMAとして参加し、特別賞をいただきました。本コンテストは、コンソーシアム加盟企業から提供された実社会データを解析し、解析技術やアウトプットの社会での有益さを競うものです。
私たちのチームは、地方の高齢化・過疎化の解決策である、「移住」を促進するための施策提案を目指し、地方移住希望者に特徴的な価値観・信念の抽出と、情報接触媒体の分析を行いました。GCLで学んだ「社会課題解決のためのICT活用」を実践し、産業界の方からも評価していただくことができて大変嬉しく思います。(公共健康医学専攻 大野昴紀)

 

2018/03/20

2018年3月20日(火)に、平成29年度学生表彰「東京大学総長賞」授与式が行われ、GCLコース生の松本啓吾さん(知能機械情報学専攻、M2)が総長賞(学業)を受賞しました。

推薦題目:

視触覚間相互作用を利用して空間知覚を操作するVRシステム「Unlimited Corridor」の研究

授賞理由:

バーチャルリアリティ(VR)研究では、人の空間知覚を操作することで、狭い空間においても広大なVR 空間を体験可能にするRedirected Walking という手法が利用されている。
松本氏は、このRedirected Walking に触覚を利用する「視触覚リダイレクション」を初めて提唱し、従来の1/30 のスペースでVR空間内での無限歩行を実現する技術を開発した。
また、研究成果を活用したVR 作品“Unlimited Corridor”を開発し、文化庁メディア芸術祭優秀賞等を含む多数の受賞を果たすなど、新時代を切り開くメディアアート作品として芸術分野・社会一般から評価されている。
一連の成果は、国際論文誌や国際学会での発表など世界的にも学術的評価・注目を受けている。

 

 

 

 

 

 

(参考)
平成29年度学生表彰「東京大学総長賞」の選考結果・授与式について:
https://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h12_03_j.html

 

2018/01/30

公共政策学専攻(M2)吉沢翔平さんと総合教育科学専攻(M1)梶原佐保さんが、「博士課程教育リーディングプログラム“第3回ビジネス構想コンペティション-学生と企業人との協創-”」で最優秀賞を受賞しました ※学年は受賞時

2018年1月30日(火)に東京工業大学にて開催された「博士課程教育リーディングプログラム“第3回ビジネス構想コンペティション-学生と企業人との協創-”」に、吉沢翔平さんと梶原佐保さんがGCLコース生として参加し、最優秀賞を受賞しました。

【参加報告】
この度、「博士課程教育リーディングプログラム“第3回ビジネス構想コンペティション-学生と企業人との協創-”」に、GCLからチームEmergensorとして応募した結果、最優秀賞を頂くことができました。本コンペティションは、学生の技術やアイディアを産業界に生かすため、企業人と共に事業構想を磨き上げる場です。審査員やメンターの方々にはEmergensorのアイディアを評価していただき、またビジネスモデルのご提案もいただきました。チーム一同、本コンペティションでの経験や学びを活かすべく、これから事業化に向けて一歩一歩進めてまいります。(公共政策学専攻 吉沢翔平)

〇撮影:香川賢志
◇提供:第3回ビジネス構想コンペティション事務局

【参考】
博士課程教育リーディングプログラム“第3回ビジネス構想コンペティション-学生と企業人との協創-” HP
http://leading-bc.jp/

 

2016/09/15~17

STIGサマーキャンプにて公共政策学教育部経済政策コースの松岡洋子さんが
 「SciREX SUMMER CAMP  2016 ベストポスター賞 」を受賞されました。
題目は「Webアンケートによる住民の行動経済学的特性と食事選択行動に関する調査分析」
です。

2016/02/06

大学院医学系研究科の江本駿さんが読売新聞平成28年2月6日(土)総合2面 「顔」欄に「希少疾患の患者や家族を支援」という題名で掲載されました。

2016/01/23

大学院農学生命科学研究科の佐藤聡太さんが朝日新聞デジタル版に掲載されました。
飯舘村誇りの「までい牛」復活目指せ 若者がPRに奮闘(1月23日)

2015/02/13

Autodesk Panorama boot camp 2015@Tongji Universityの日本代表にGCLチームが選ばれました。
2015年3月9日-13日に「Tongji University(上海)」にて開催されるAutodesk Panorama boot camp に参加する日本代表が以下の3名の方に決定いたしました。
●東京大学:  山岡馨 さん、笹渕一宏 さん、 鈴木良平 さん
http://www.myautodesk.jp/jcare/panorama.html