平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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GCL TechTalk シリーズ

2017/10/19 (R2P) Global Design Lecture & Seminar: 「行動履歴を活用したライフスタイル認証とその実証実験」,「Public Biometrics Infrastructure − 安全・安心・便利な社会を実現する生体認証基盤 −」(講演:日本語)

Global Design Lecture/Seminarを下記のとおり開催いたします。

※GCL TechTalkへの出席点は、M1生のGCLコース生2年次選抜評価に、M2以上は奨励金の査定に使われます。また、M1生はGCLコース生2年次選抜評価時までに最低3件のレポートを提出してください。M2以上はレポートの提出は必要ありません。
出席レポートフォーム> <レポート作成上の留意点こちらを参照

〈10/19 TechTalkのレポート提出先〉
https://www.dropbox.com/request/HyVLBr5AcfZRcwXFodBQ

※GCLコース生は、参加/不参加をこちらから事前登録してください。(事前登録を締め切りました。登録できなかった方で、参加希望の方は当日、直接受付にてお申し出ください。)

※本講演はGCLコース生,情報理工学生以外の本学関係者の方も参加いただけます。

<プログラム>
◆(R2P) Global Design Lecture ———————————————————————–

日時:2017年10月19日(木)14:55-15:50
場所:東京大学 工学部3号館 2階 GCLラボ

タイトル:「行動履歴を活用したライフスタイル認証とその実証実験
講演者: 山口 利恵(東京大学大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター・准教授)

概要:
ライフスタイル認証とは、個人の行動履歴となるライフログを活用し、そこから読み取れる個人の特性から個人認証を行う技術である。このライフログを活用することによって、既存技術のように入力操作やタッチ動作がいらない等、「認証のための動作」をすることなく本人を認証することが可能となることで利便性が高まったり、従来の認証技術との組み合わせを可能とすることで、ロバストなシステム構築を可能とするなど複数の機能を持ち合わせている。
今回は、今年の1月~4月にかけて行われたライフスタイル認証の大規模実証実験について紹介する。この実証実験では、都内の商業施設(六本木ヒルズ、東京ドーム等)や協力企業の展開する既存のスマートフォン向け商用アプリ(小学館「マンガワン」、凸版印刷「Shufoo!」)と連携することで、延べ、5.7万人の被験者が参加した。

使用言語:日本語

◆(R2P) Global Design Seminar ———————————————————————–

日時:2017年10月19日(木)15:50-16:40
場所:東京大学 工学部3号館 2階 GCLラボ

タイトル: 「Public Biometrics Infrastructure − 安全・安心・便利な社会を実現する生体認証基盤 −
講演者: 高橋 健太((株)日立製作所 研究開発グループ セキュリティ研究部・ユニットリーダ主任研究員、東京大学大学院情報理工学系研究科・客員准教授)

概 要:
金融や公共,ヘルスケア,流通など社会全体のICT化がグローバルに進展する一方,サイバー犯罪やテロの脅威は年々増大している.このようにサイバー・フィジカルを跨る社会基盤システムのセキュリティ対策において中核に位置する技術が,不正アクセスやなりすましを防止するための認証技術である。とりわけ,確実な本人確認を可能とする生体認証を,社会システムにおける個人認証基盤として整備することで,カードもパスワードも不要な「手ぶら」で安全・安心な社会の実現が期待される。
しかしながら,生体認証を社会基盤として普及させるためには,(1)様々なサービスからの共通利用,(2)生体情報のプライバシ・セキュリティ保護,という2つの課題を解決する必要がある。本講演では,これらの課題を解決する「公開鍵型生体認証基盤(PBI; Public Biometric Infrastructure)」のコンセプトと,その実現技術としての生体電子署名技術を紹介する.

使用言語:日本語


お問合せ:GCLプロジェクトインキュベーション機構
pim [at] gcl.i.u-tokyo.ac.jp ([at] を@ に変えて送信してください)


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