平成24年度 博士課程教育リーディングプログラム:東京大学 ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム

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お知らせ

2017/09/05 「GCL講義XI 国際制度とソーシャルICT」のお知らせ

科目名: GCL講義XI 国際制度とソーシャルICT(4890-1041)

日 時: A1A2セメスター 水曜日 6限

場 所: GCLラボ(工学部3号館 2階 ローソン横)

担当講師:
田中 正躬(元ISO会長)
藤野 仁三(東京理科大学専門職大学院・前教授)
福田 泰和(日本規格協会・執行役員)
岩垂 邦秀(日本規格協会・標準化研究センター主席専門職)

概要:
工学系の学生が、将来、技術の利用や普及に際し直面する、国際的な調整や問題の発見・解決、将来の見通しに関する能力にみがきをかけ、世界のリーダーとして活躍する資質を育成します。国際制度は、条約によるもの、地域によるもの、国によるもの、自主的な集まりによるものなど、技術や社会の急速な進展により多様で複雑な形態をなしています。
本コースでは、国際標準に焦点を当て、科学技術、経済社会、制度の関係性と変遷、それらと係わる次のようなケースを取り上げ、議論、検討します。
・アップルとサムスンの知的財産権戦争
・危機に陥った日本発の技術(ICタグ等)
・技術ではトップを走る日本の鉄道技術が輸出で苦労する理由など。
・ 標準は技術進歩の妨げになるか?
「評価」授業での議論への参加を主とする 期末に簡単なレポート

本講義で習得できること:
国際標準で経済や社会を見る“視点”を習得出来ること。特に国際標準を中心とする国際制度を知ることにより、国際的な調整能力、問題発見解決能力、将来見通しの能力に磨きをかけられること。
また同時に実務的な知識として、標準と特許やWTO制度との関係、国際標準の作成方法、多くの国際標準を作る組織の特性、研究開発と標準の関わり、標準の考え方を用いて信頼性を付与したり、リスクの管理の仕方等を習得できます。

講義タイトル(予定):
第1回  9/27    田中 なぜ国際標準、知財等 国際制度が重要か?
第2回  10/4    岩垂 ビジネス戦略と国際制度との係り
第3回  10/11  福田 知財制度と国際標準
第4回  10/18  藤野 事例研究1(スマートフォン:標準化と知財戦略)
第5回  10/25  藤野 事例研究2(燃料電池車:標準化とマーケティング戦略)
第6回  11/1    田中 国際取引のルールと事業戦略
第7回  11/8    田中 国際標準の力と作成プロセス
第8回  11/22  福田 信頼を構築するための制度と国際標準
第9回  11/29  田中 社会インフラの輸出(新幹線)
第10回  12/6    岩垂 民主化するマーク
第11回  12/13  岩垂 セキュリティ認証
第12回  12/20  福田 国際標準の将来と国の政策


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